連産品原価&標準原価計算T
今日から標準原価計算に入ります。
その前に前回の連産品原価の続きから。
分離後に歩減が生じる場合の連結原価の按分計算
連産品の分離後に加工を行う上で歩減が生じる場合がある。
その場合は歩減を加味した上で連結原価の按分をしなければならない。
按分計算の方法によって処理が異なるので注意したい。
副産物
副産物とは同一工程において、同一原料から生産される経済的価値が相対的に低いものです。
この内容は2級の範囲内だったので、特に新しいことはありません。
分かりやすい例が、豆腐を作るときにおからも一緒に生産されたので、
豆腐の原価からおからの見積売却価格を引くということです。
標準原価計算
今日の1番の論点、標準原価計算です。
といっても今日はさわりの部分だけ、2級の復習が主なのでそれほどでもありません。
1点だけ、仕掛品勘定の記帳方法で「修正パーシャルプラン」が出てきました。
価格差異および労働賃率差異は管理不能なケースが多いので、この差異は費目別諸勘定で把握し、
数量差異と労働時間差異だけを仕掛品勘定で把握する方法です。
なお、製造間接費はパーシャルプランと同じく実際発生額を仕掛品勘定に記帳するので
製造間接費差異は全て仕掛品勘定で把握されます。
この方法は管理不能な差異を仕掛品勘定から除くので、
責任会計の観点からパーシャルプランよりも優れた方法であると言えます。
今日からしばらく標準原価計算のやっていきます。
2級の復習を含め、基礎の部分をしっかりと固めていきたいです!(^^)!
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