連結会計T
連結会計とは
連結財務諸表は、
支配従属関係にある2つ以上の企業からなる集団を単一組織体とみなして、
親会社が当該企業集団財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況を
総合的に報告するために作成される。
目的
連結財務諸表の目的を示すと次のようになる。
@親会社の株主、その他の利害関係者に対し、
個々の会社の個別財務諸表では明らかにすることができない企業集団としての
財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況をはじめとする
適切な会計情報を提供する。
A親子関係にある企業の財務諸表監査を充実させ、
企業経理の健全化に寄与する。いわゆる粉飾決算などの防止に役立たせる。
B親会社の経営者に対し、
企業集団に関する経営管理上の指針となる必要な情報の提供が得られる。
C連結納税制度の採用により、企業課税の実質的合理化に寄与する
取得日連結
連結財務諸表は、一方の企業が他方の企業の支配を獲得した時点から作成されるが、
この時点では連結貸借対照表のみが作成される。
なお、連結貸借対照表の作成手続きは次のとおりである。
- 子会社の資産および負債を時価によって評価する
- 親会社と子会社の個別貸借対照表における資産負債および純資産の金額を合算する
- 親会社の投資と子会社の資本を相殺消去する
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