配合差異と歩留差異
製品製造のために複数の原料を混合投入する場合において、
それらの原料に代替関係があり、
技術的テストにより定められた標準配合割合と実際配合割合が異なることがある。
このときある原料の消費量が減少したことに起因して、
別の原料の消費量が増大することもある。
原料配合差異と原料歩留差異
原料配合差異
原料配合差異とは、原料の標準配合割合と実際配合割合が異なることに
起因して生じる原料費の差額である。
原料歩留差異
原料歩留差異とは、標準歩留量と実際歩留量が異なることに
起因して生じる原料費の差額である。
労働歩留差異および製造間接費歩留差異
原料歩留差異を把握している場合、直接労務費および製造間接費からも同様に
労働歩留差異および製造間接費歩留差異が把握される。
工程別標準総合原価計算
工程別総合原価計算とは複数の連続する製造工程において、
製品を大量に製造する生産形態に適用される総合原価計算をいう。
この場合に原価管理をより有効的に行うために、
標準原価計算を適用する場合があり、これを工程別標準総合原価計算という。
要するに、標準原価計算で行う工程別原価計算です。
基本的に新しいことはないのですが、1点だけ。
製造工程における小工程
工程別標準総合原価計算を採用する企業では、より合理的な工程管理を行うため、
製造工程をさらに詳細に区分する場合がある。
この区分された工程を小工程という。
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