業務的意思決定T
追加加工すべきか否かの意思決定
- 問題の認識
- 代替案の列挙
- 最有利案の選択
既存製品を追加加工することにより別製品として販売可能な場合、
追加加工すべきか否か。
@追加加工しない案(現状維持案)
A追加加工する案
追加加工により生じる差額収益と差額原価を求めて差額利益を計算し、
差額利益がプラスであれば追加加工する案を選択する。
部品の自制加工入荷の意思決定と同様に差額原価と差額収益から
差額利益を計算し比較します。
差額利益を計算し比較します。
セグメントを廃止すべきか否か
- 問題の認識
- 代替案の列挙
- 最有利案の選択
財務会計上の損益計算書において赤字を計上している既存のセグメントについて、
廃止すべきか否か
@セグメントを存続する案(現状維持案)
Aセグメントを廃止する案
セグメント固有の収益性を表すセグメント・マージンを計算し、
セグメント・マージンがマイナスであればセグメントを廃止する案を選択する。
売上高から変動費とセグメント固有の個別固定費までを引き、
セグメント利益の正負で判断する。
セグメント利益の正負で判断する。
最適セールスミックスの決定
一般に、企業は複数種類の製品を生産販売をしていて
企業に十分な生産販売能力があれば各製品を需要限界まで生産販売することにより
利益を最大化することができるが、原材料の購入可能量や設備の最大稼働時間などの
様々な制約により、各製品の需要を満たすことができない場合には各製品を何単位ずつ
生産販売すれば利益が最大となるのかを判断しなければならない。
したがって、最適セールス・ミックスの決定とは、
様々な制約のなかで営業利益(貢献利益)が最大となる
製品生産販売量の組み合わせを決定することをいう。
企業の生産販売能力を決定付ける要因となっている資源を
制約条件(ボトルネック)という。
最適セールス・ミックスの決定
- 制約条件の判定
- 各製品の制約条件単位あたり貢献利益の比較
- 最適セールス・ミックスの決定
制約条件となっている資源が何であるかを判定する。
各製品の制約条件単位あたり貢献利益を比較し、
優先的に生産販売すべき製品(制約条件単位あたり貢献利益が高い製品)
を判定する。
制約条件単位あたり貢献利益が高い製品を優先的に生産販売した
結果として得られる生産販売量の組合せが最適セールス・ミックスとなる。
リニァー・プログラミング
各製品に共通する制約条件が複数存在する場合には、
リニァー・プログラミングの手法を用いて制約条件となっている資源を最適配分し、
最適セールス・ミックスを決定する。
制約条件を算式で表しそれをグラフに起こし各制約線の交点のうち
最も貢献利益の高いものを選びます。
グラフの起こし方解答の仕方には少し慣れが必要です。
最も貢献利益の高いものを選びます。
グラフの起こし方解答の仕方には少し慣れが必要です。
お問い合わせフォーム