予算統制&事業部制
市場総需要量差異と市場占拠率差異
実際販売量が予算販売量と異なることにより生ずる販売数量差異は、
市場総需要差異と市場占拠率差異に分解することができる。
市場総需要差異
市場総需要量差異は、市場全体の総需要量の増減が販売量に与える影響を
貢献利益(または売上高)であらわした差異である。
市場占拠率差異
市場占拠率差異は、市場全体の需要に対する当社の販売シェアをの増減が
販売量に与える影響を貢献利益であらわした差異である。
セールス・ミックス差異
企業が取り扱う製品(またはサービス)には、
同種製品であっても品質や機械に多少なりとも相違があり、
価格設定も異なる場合が多い。
それら同種製品について相互に一部代替的な関係がある場合、
実際総販売量に予算セールス・ミックス(売上品の構成割合)を乗じた販売量と
実際総販売量に実際セールス・ミックスを乗じた販売量とは異なるケースが多い。
この販売量のズレが、売上高ないし貢献利益に対してどのような影響を与えたかを
セールス・ミックス差異として計算することがある。
事業部制
事業部制とは、事業をセグメント別(製品別、顧客別、地域別など)に分類し、
それぞれの組織単位(事業部)が、あたかも疑似的な会社であるかのように
研究開発・製造・販売などを行うシステムである。
事業部の業績測定
資本コスト
資本コスト(率)とは、資金を調達し、利用するためのコスト
(資金の借入れに伴う利息など)であり、最低所要利益率を意味する。
企業は調達した資金(資本)を運用することにより活動するため、
資本コスト以上の利益を獲得しなければならない。
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