商会第4回
商業簿記会計学の第4回目です。
今回の講義内容は、引当金と資産除去債務です。
引当金
売上割戻引当金は当期繰入額を売上高から直接控除し、
返品調整引当金は当期繰入額を売上総利益から控除します。
この二つと併せて売価還元法により原価率の算定も問題として出やすそうです。
ほかにも引当金にはいろいろありますが、
やはり一番のネックなのは退職給付引当金でしょう。
退職給付引当金の問題を解くコツは段階を踏んでいくことです。
期首時点の退職給付引当金、退職給付費用の期首計上額、
数理計算上の差異の当期発生分の費用処理
と部分で区切って考えこれを合わせて
最終的な退職給付費用と退職給付引当金を出します。
また、従業員拠出がある場合、年金資産の返還、退職給付信託、などの
新しい論点もありました。
資産除去債務
資産除去債務では割引率のほかインフレ率を考慮したり
複数の将来キャッシュ・フローを加重平均したり
資産除去債務が複数の有形固定資産から構成される場合や
将来キャッシュフローの見積に変更がある場合など
いろいろなパターンの問題に触れました。
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