事務所通信要約版
弊社が毎月配布している事務所通信の要約版です。
経理・経営・税務のみならず、さまざまな観点から作成しております。
気になる記事ががございましたら、お気軽にお問い合わせください。
令和元年(平成31年)記事一覧
1月号
企業存続のために最も大切な「利益」の考え方とは?経営学者のP.F.ドラッカーは、「利益」には3つの役割があるといいます。第1は「事業の妥当性を評価する役割」であり、自分たちの仕事ぶりを表す指標の一つになります。第2は「事業活動における様々なリスクをカバーする役割」であり、将来の不確実なリスクに備える...
2月号
外部環境の変化を分析して、自社の新しい戦略を考えようAI技術の進展、人口減少、商圏の変化、取引先・競合他社の動向など外部環境が急速に変化する中、その変化を「機会」と「脅威」の視点から洗い出し、そこから抽出した外部環境を見ながら、さらに内部要因として、自社の「強み」「弱み」を洗い出しましょう。そのため...
3月号
決算を機に、自社の財産の状況を確認・整理してみよう自社の財産の中には、財務体質を悪化させるものがあります。一般に、業績の悪い企業ほど、売掛金、在庫、固定資産、仮払金や会社と役員間の貸し借りが多い傾向にあります。@未回収のまま滞留している売掛金は、再請求書や督促状を相手方に送付し、 債権があれば、その...
4月号
4月から労働時間の状況の把握が義務化!〜出勤簿への押印だけではダメ!〜しかし、長時間労働の是正などを柱とする働き方改革関連法のなかで、労働安全衛生法が改正され、労働時間の状況を把握する義務が明文化されました。罰則はありませんが、労働基準法と合わせて、経営者の責務がより明確化されました。労働時間の状況...
5月号
目標は“コーヒー1杯”に置き換えて考えてみよう!セールスでは、「コーヒー1杯分の料金で〜ができます」といったトークがよく使われます。これは「コーヒー1杯」という身近な小さい単位に置き換えることで、相手がイメージしやすくなるためです。例えば、来期の目標売上を今期から400万円アップして、4,000万円...
6月号
小さな会社の「必勝の経営術」@ ランチェスター法則で経営を再点検してみよう!会社のエネルギー源である顧客を出発点として、@商品、A地域、B業界と客層、C営業、D顧客維持、E組織、F資金と経費という経営を構成する要素に対して、どのような戦略を立てるかが重要です。その手掛かりとなるのがランチェスター法則...
7月号
7月1日から改正民法(相続法)が施行されます主な改正点として「贈与税の配偶者控除の特例による居住用不動産の持戻しの免除」があります。税制上の特例を使って配偶者に生前贈与された不動産について、改正前は配偶者の特別受益として、相続時にその不動産価格が遺産に加算(持戻し)されていましたが、改正法では、持戻...
8月号
「キャッシュレス・消費者還元事業」への対応と注意点10月から、「キャッシュレス・消費者還元事業」が始まります。この制度は、対象店舗でキャッシュレス決済をした消費者に購入金額の5%(フランチャイズ傘下の中小企業は2%)をポイント還元する制度です。中小企業には、ポイント発行や端末導入費用の負担はなく、期...
9月号
経理担当者必見! 9月末(消費者増税前)までに準備すべき経理実務10月からの消費税率引上げと軽減税率の導入によって、10月1日以後暫くの間は、引や請求業務において新旧の消費税率が混在するため、誤りが起こりやすくなります。誤りをなくすため、9月末までに経理上の準備をしておきましょう。@ 売上において、...
10月分
金融機関はどうして決算書の提出を求めるのか?企業が滞りなく借入金を返済していても、なぜ金融機関は、毎年、決算書の提出を求めるのでしょうか。それは、金融機関の主要資産が融資先企業への貸出金だからです。金融機関は、貸出金が企業の事業活動に正しく使われ、きちんと返済されるかを決算書によって確認することで、...
11月号
パート収入と税金・社会保険の“壁”はどこ?「○○円の壁といわれる税金・社会保険の扶養家族の範囲」について、従業員の人たちが気になる時期になりました。「収入と所得の違い」を含め、早めに情報発信しましょう。「収入」とは、給与収入(賞与含む)のみであれば、給与の手取額ではなく、源泉徴収や社会保険料等を差し...